日本語学習支援
❏ 社会的関係を考慮した日本語敬語コーパスの構築への取り組み
概要
日本語はフォーマルさが重要とされ、現代日本語には尊敬語、謙譲語そして丁寧語が存在する。敬語には決まった文法変換規則があるため、この文法規則を用いて簡単な敬語の訂正や補助的なシステムを作ることが可能である。しかし現実生活においての敬語の使い方は複雑で、敬語の生成は、話者間の社会的地位、親密さ、場面などを考慮する必要がある。実際には言語使用域、対話者間の社会的な役割関係、対話の手段など、社会集団の言語使用に関する詳細な情報を含むコーパスはまだ存在しない。それゆえ、社会的要因を考慮して適切な敬語を使用する機械学習モデルを構築することは容易ではない。そこで本研究では、これらの問題点を踏まえ、社会集団における言語使用の観点から言語分析を行う選択体系機能言語学に基づき、より詳細な社会的要因に関する分析情報を含む日本語敬語コーパスの構築と検証をする。
研究スライド
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劉 慕璇(Muxuan Liu)
Muxuan LIU,小林一郎「社会的関係を考慮した日本語敬語コーパスの構築への取り組み」人工知能学会全国大会(第36回),国立京都国際会館,京都,2022年6月.